最近Bluetoothのコーデックは、高音質を図るため新しいものが次々とでてきている。ソニーの開発したLDAC、Qualcomm社のaptX Adaptive、他にも中華系メーカーも独自のものをだしていたりする。音質向上するためには転送するデータを高圧縮し、送れるデータを増やそうとしているのだが、その代わりに接続性は厳しくなってくることが予想される。実際はどうなのか、LDAC、aptX Adaptive、AACで接続できるイヤホンが揃ったので比較する。一つのイヤホンで3種類のコーディックが比較できればいいが、すべて使えるイヤホンはないので、製品を変えて試した。そのため、当然、各イヤホンのアルテナなどの性能も異なるだろうからあくまでも参考程度としていただきたい。
・使用したイヤホン LDACはSONY WF-1000XM4、aptX AdaptiveはZENNHEISER CX Plus True Wireless、AAC は Jabra Elite7 Activeを使った。また、音楽再生には SONY のスマホ Xperi5 Ⅱを用いた。こちらは、これら3つのコーデックに対応している。
・接続性比較の方法 週に2〜3回ほど近所を6kmほどジョギングしている。コースはほぼ住宅街だが、歩道のある広めで交通量も比較的多い道や、駅の近く、コンビニの前などを通る。人通りは少ない。このコースで各イヤホンを日替わりで何度も使用した結果である。送信するXperia5 Ⅱはウエストポーチに入れ背中側の腰に位置している。
・接続性の結果 比較と言う面ではおおよそ予想した通りの結果だった。LDACのWF-1000XM4が音楽が途切れる回数が最も多かった。それも予想以上に多く残念だった。まず、送信用の Xperia5 が背中の腰あたりにある時点でかなり接続が不安定で頻繁に音楽が途切れる。これではジョギングの時にストレスになってしまうので、お腹の方に回すとかなり改善される。ただ、大きく首を回すと途切れたり、時々通過するの自動車のせいか、6km走る間に 5〜10回程度は音途切れが発生してしまう。他の2つは、WF-1000XM4に比べるとかなり途切れる回数はすくなく、AACのJabra elite7 Active は、かなりの安定度でほぼ音途切れを起こすことはほとんどない。3回このコースを走って一度一瞬ノイズが入った程度である。安心して使える。CX Plus True Wirelessの aptX Adaptive は、6kmの間に一度ビットレートが変わるのを確認できる程度であり、elite7には及ばないが安心できる範囲と思われる。
・まとめ WF-1000XM4 は本体も大きく耳からはみ出しも多いのでアンテナの感度的には有利なように思っていたが、他の2機種ひ比べるとかなり途切れることが多かった。データ転送量の多さが仇になってるのか。一方 AAC のElite7 Activeは、かなりの安定性がありAACだからといって音質が劣っているかというとそんなこともない。外でのワークアウトに使うには一番適している。
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