B&Wといえば高音質なスピーカーを手がけるイギリスのオーディオメーカーとして有名である。B&Wのヘッドホンの歴史は浅いが、本来手がけていた高音質スピーカーとしての実績が多いだけに期待できるヘッドホンである。このヘッドホンはフラッグシップ・スピーカー800シリーズと同じエンジニアチームによって設計されとのことである。
・特徴 Bluetooth は aptX Adaptive で最新のコーディックで転送可能でありハイレゾ再生が可能。 アーム部はカーボンファイバー複合材アームで軽量化を図っている。ノイズキャンセリング、ヒアスルー機能あり。 バッテリーの持ち 30hとかなり長い。3.5mm ステレオプラグで有線接続も可能。
・外観 色はスペースグレーを選んだ。全体的に落ち着いた感じ。ハウジング部は中央部に金属で光沢のある塗装で、ブラウンのような、、、黒のような、、、光によって色が変わる。そこに「Bowers & Wilkins」の文字が印刷さている。外部音取り込みようか細長い穴も開いている。周辺はファブリックでさわり心地がよい。イヤーパット部は、すごく柔らかい皮革で肌触りがよく、表面の見た目もすごくなめらか、この部分だけでも高級感が味わえる。長さ調整のアーム部はカーボン素材の色そのままのつや消しである。内側からよく見るとカーボンのアームにスリットがあり中に左右のドライバーを繋ぐケーブルが通っている。薄いアームであるが、強度のあるカーボンコンポジットなのでできる構造のように思う。ヘッドバンドは上半分がファブリック、下半分がイヤーパッドと同じ皮革である。
B&W ワイヤレスヘッドホン ノイズキャンセリング対応 リモコン・マイク対応 シルバー PX7/S 価格:55,000円 |
・音質 一聴して自然な音の広がりを感ることができる。微小な音もしっかり聞こえダイナミックレンジの広さを感じるのが印象的。さらに低音から高音までつながりよくスムーズで柔らかく感じる。高音は抜けるような気持ちよさがあり、バイオリンの音では倍音や余韻が感じられる。低音は豊かであるがブーミーになりすぎず、他の音を邪魔することなく明快に聞こえる。このあたりの音作りはB&Wの特徴かもしれない。優先接続では全域にわたって一皮むけたように更にクリアに聞こえる。アンプの能力を素直に出してくる。ウォークマン NW-ZX507を使ったがもっとパワーのあるアンプで聴きたくなった。
・同梱物 本体の他に、有線接続用の3.5mm ステレオケーブル、充電用 USB-A to C ケーブル、グレーのセミハードのケースが付いている。ケースの中には丁寧にポケットがあり、ケーブル類を納めることができる。
・装着感・操作感 適度な締め付け感はあるが、軽量でありイヤーパットが柔らかく長時間装着していても疲れない。操作スイッチはすべて物理ボタンで操作ミスが少なく慣れてくるとスムーズに行える。右のイヤーカップの外周後方にスイッチは集中している。上から[電源 on/off, Bluetooth接続]、[音量+]、[再生/停止]、[音量ー]となっている。カップをつかむとちょうど親指が[音量-]の位置になる。左のカップはノイズキャンセリング/外音取り込みスイッチのみ。こちらもちょうど左手の親指の位置にくるようになっている。とっさの時に音量を小さくしたり、外音取り込みするには非常に使いやすい。
・まとめ 屋外でノイズキャンセリングを使って聞く、また家でポータブルオーディオとの有線接続で高音質で聞くなど、楽しみ方の多いヘッドホンである。この価格ではなかなか味わえないB&W スピーカーの音が楽しめる。どんな音楽をきいても楽しい。ダイナミックレンジが広いことからクラッシックやJAZZをゆったり聞くのに向いている。
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