・特徴 両者の注目すべき特徴は完全ワイヤレスでハイレゾ相当の転送が可能なBluetoothコーデックを備えた事だ。SONY WF-1000XM4は、LDAC 対応し、SENNHEISER CX Plus True Wireless は aptX adaptiveに対応している。送信デバイスとして両方のコーデックに対応している Xperia5Ⅱを用いた。
・外観 本体 WF-1000XM4の形は丸みをおびた形状が特徴的でCX Plusより大きい。CX Plusは完全ワイヤレスとしてオーソドックスな形状である。色は両方とも黒を選んだが、WF-1000XM4はマッドな感じで充電ケースも同じ表面で高級感がある。
価格:30,310円 |
価格:26,150円 |
・装着感 CX Plusの方がノズル部が若干長く耳の奥の方まで入り安定感がある。WF-1000XM4の方が本体も大きい分初めは少し落ちてしまうのではないか不安になるかもしれないが、意外と安定しているので慣れてしまえば気にならない。ジョギングによく使用しているが落としたことは一度も無い。
・接続性 両者ともハイレゾ相当の高音質が楽しめるBluetoothコーデックを備えている。WF-1000XM4は、「LDAC」、CX Plusは「aptX adaptive」となっている。同じ条件下で接続性を比較した。送信デバイスとして両コーデックで送信できるXperia5Ⅱを用いた。屋内で座って聴くのであれば両者とも高音質転送は問題はないが、屋外で聴くと差が出てくる。ジョギング時同じコースで比較するとWF-1000XM4の LDAC 接続は、CX PlusのaptX adaptiveより音飛びが多い。特にXperia5Ⅱをウエストポーチに入れて背中にまわしていると頻度が多くなる。前に回せば改善されるが気になるレベルである。CX PlusのaptX adaptiveでは、ビットレートが可変するとのことで音飛びは、ほとんど起きない。ただ曲によってはビットレートが変わるときの音質変化がはっきりわかる。LDAC接続に比較すると頻度は少なく、安心して聴ける。
・音質 WF-1000XM4はLDAC接続を使えば、有線並みのワイドレンジで解像度が高くクリアな音が楽しめる。CX Plus は、パンチの効いた厚い重低音が特徴的である。
・ノイズキャンセリング、外音取込 ノイズキャンセリングは、WF-1000XM4の方が、フォームタイプのイヤピースを使用してることもあり強く効いているように感じる。外音取込もWF-1000XM4 の方がより自然な感じである。CX Plusは装着の仕方によってはマイクの穴を塞いでしまう可能性があるが WF-1000XM4 はそうならない様に考えられたマイクの位置になっている。
・まとめ WF-1000XM4 はLDAC接続を使えばワイドレンジでクリアな音が楽しめる。有線並みにじっくり音楽を楽しめる。CX Plusはパンチの効いた重低音と安定した装着感からトレーニングなどに使えば気分を盛り上げてくれる。
コメント
[…] […]