2018年に Qalcomm が aptX adaptiveを発表してからまだ数は少ないがいくつかの対応機器が発売されてきた。送信側、受信側ともに機器が対応していないとadaptive で聞くことができない。今回スマホの機種変更でソニー Xperia5 Ⅱを入手したので、所有していた aptX Adaptive対応のB&W ヘッドホンPX7 と の組み合わせることができたのでレビューする。aptX HD 対応の Xpreia ZX1 からの機種変更である。
Qualcomのホームページによると aptX HDは 24-bit、48kHzまで対応と明記されているが、aptX Adaptiveは24-bit/96kHzと差がないと謳っている。ちょっと微妙感じだが・・・環境によりレートを変えて接続の安定化を図っているためだろう。 聞いてみた!
・音質 aptX HDと aptX Adaptive を比較するために aptX HD転送ではウォークマンZX507を用いた。Amazon Music HD でハイレゾ音源の同じ曲を交互に再生しながら聴いたので違いがわかりやすい。自宅内で聴いたので、安定した送受信ができている。HDからAdaptiveにかえるとまず音がより広がりを感じる。高音は刺さるようなところがなくなりなめらかになる。なめらかといってもクリア感は決して失われない。低音域は厚みを増してより沈み込むようになる。ドラムやベースの音がしっかりしてくる。Adaptiveの方が長時間聴いても疲れない感じがある。
・接続性 aptX Adaptiveになってもう一つ恩恵かあった。SHURE SE535をBlutooth接続[RMCE-BT2]でジョギングをするのだが、これはaptX HD対応、以前使用していたXperia ZX1も aptX HDまでの対応だったので、送受信とも過不足ない状態だった。今回スマホを変えて 送信側だけAdaptiveになったので再生に特に変化はないと思っていたが、思わぬ効果があった。接続性がかなり改善されたのである。 以前のXperia ZX1のHD送信ではジョギング中に必ず音が「ブツッ」と切れるポイントが数カ所あったのだが、Xpreia5ⅡのAdaptiveになってそれが全くなくなった。これは精神的にも安心して聴いてられ音楽に集中できるのでかなりのメリットと感じた。断言はできないが、受信側が必ずしもAdaptive 対応でなくてもメリットを享受できるのではないだろうか。
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